映画には全然詳しくないのですが、
ぎゅっと詰め込まれたメッセージから
禅語を紐解くことに挑戦しております。
本日は、
アポロ13
をご紹介いたします。
1995年アメリカの作品です。
トム・ハンクスが主演でした。
当時、私もリアルタイムで観まして、
その後もたびたび観ている映画です。
アポロ13が地球に帰還した瞬間に、
わっ!と湧き上がる管制室。
その光景に、
何度観ても涙してしまいます。
さて、
この映画から導いた禅語とは…
それは
忘筌(ぼうせん)
です。
私が印象に残っているのは、
宇宙船にある材料のみを使って
空気清浄機を作るエピソード。
し、しかくい筒と
まるい筒をつなげて
フィルターをつくる!?!?
めちゃくちゃなこと言ってますよね。
それが、本当にあったんですよね。
乗組員を帰還させるために、
あきらめずに
クリエイティブに
人類の智慧へのチャレンジ
をしていて、
まさに忘筌そのものかと思います。
ちなみに、
忘筌の意味は、
手段は忘れてもいいけれど、
目的と初心は忘れずに…
という意味です。
つまり、
マニュアルを忘れて
チャレンジする
ということなのです。
まるで、
アポロ13に関わった
すべての皆様のように。
その他、この映画は音楽にも注目です。
冒頭からトランペットの独唱
背後から迫るスネア
雷のようなティンパニ
まさに男の音楽!
でもありますし、
ある意味お経のよう
でもあります。
アメリカの映画なのに、
不思議ですよね…。
それではまた、
映画のお話をさせていただきます。
ありがとうございました。