心に区切りをつける

最近、このようなことを思っていました。

4コマ漫画のように見ていただけると幸いです。

仏教の用語の放下著(ほうげじゃく)には
「捨てろ」という意味があります。

捨てるのは、自我だったり、
執着だったり、さまざまです。

身近にいうとお掃除の断捨離が近いかもしれません。

確かに。
私たちは持ちたくない感情や記憶を
捨てようとすることがあります。

そう、このイラストのように、
ビニール袋に詰め込んで、ゴミに出すような…



捨てると、とっっってもスッキリします✨

やった〜!乗り越えた〜!とか
もう大丈夫〜!とか

自己肯定感がアップして自信満々な感じ♪

うふふ、私は何でもできちゃうわ♡みたいな。

ところがそれは長続きしません。

長続きしなかったときのがっかり感は
皆さんも経験済み!ですよね・・・




なんでそうなるかっていうと
単純に「捨てきれてなかったから」かと思います。

どんな嫌な、思い出したくない、サイテーなことでも
なかったことにはできないのが私たちの心の仕組みです。

私たちはいつも
さまざまな想念たちと共に成り立っているのです。

そういった心の仕組みを紐解いた教えに
「唯識(ゆいしき)」というものがあります。





4コマのはじめにあった
「心に区切りをつける」こと自体がそもそも難しく、
なのに区切ろとするから葛藤が起こってしまうのです。

もう仕方ない。
消えなんかしないよ。
だいたい、悪いとか良いとかじゃないんだよ。
ただあるんだよ。その心が。

という立場に立ったときに
今までとはちがう考えや行動の可能性が生まれる…

そのようなことを唯識は言っています。



大変興味深いことです。
最近こんなことを考えていました☺️