11月23日(土祝)
臨済宗妙心寺派 天澤山 麟祥院様にて
絵本「やまとことば神話」の読み語り会を開きました。
絵本「やまとことば神話」とは、
古事記の「冒頭文」を絵本にしたものです。
古事記の冒頭文を絵本にするとは・・・
古事記の天岩戸のお話や因幡の白兎などであれば
たくさんの絵本がありますけれど・・・
この絵本はなんと冒頭文が
すばらしい画と文でまとめられているのです。
古事記の冒頭文には
たくさんの神様が現れまして
お名前を読み解くと
①宇宙の始まり②地球の始まり③人間の始まり
がわかります。
それをお子さんにも、もちろん大人にも
よくわかるように絵本にまとめられているのです。
私は絵本を伝える
言伝師(ことつたえし)という役割を頂戴しています。
さて、読み語り会の方に話を戻しますと・・・
お子さんたちから
「なんでこの絵には水が描かれているの?」とか
「この絵の黒い渦はなに?」など
感性豊かな質問をもらいました。
その質問を一緒に考える時間を通して
「子どもたちは絵を見ているのだ」ということを
改めて実感しました。
普段の絵本の読み語り活動もそうです。
子どもは絵本の中に入り込み合一して
絵をありありと感じます。
大人たちが文字から情報を得るのとは
まったくちがう受け取り方をします。
そのことを目の当たりにしてハッとさせられました。
ハッとした心の動きから
「伝える」という原点に常に戻りながらも
より高次の理解へと進むことへの大切さを感じました。
とってもすばらしい経験をさせていただいたお仲間と
ご参加の皆様に感謝するばかりです💐