最近ひとつ峠を超えたような
達成感を味わいました。
でもすぐに次の峠が見えて
その道のりの遥か遠いことに戸惑いました。
そのときに味わった禅語が
「無一物中無尽蔵」です。
【無一物中無尽蔵】
すべて無くしきったところに、
あらゆるものがつきることなく現れる。
妄想や執着を断ち切って、
聖も俗も自も他も超越した無一物のところに到れば、
そこには万物が無尽に生まれる無碍自在の
世界が広がっていることを表す。
「充実茶掛の禅語辞典」より
もしかすると、私たちが大切にしている
「愛」や「感謝」すら雑念なのかもしれません。
大切なものを手放して無心になれたならば
どんなにすばらしいか・・・
でも・・・
無心になりたいと思うことすら雑念なんです。
無心とはなりたいと思うものではなくて
いつしかなっているものだから・・・