こんな夜更けにバナナかよ

こちらの映画は、
実在の人物・鹿野靖明さんを
モデルとした映画です。



鹿野さんは、筋ジストロフィーによって
動くのは首と手のみになりながらも
自立して生活する道を模索されました。



わがまま放題でおしゃべりな鹿野さんと、
ボランティアの皆さんとのガチンコバトルを
ハートフルに描いた作品です。



予告編は、こちらからご覧になれます。
https://eiga.com/movie/89090/



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拝見して私が強く思ったことは、

みんな、心を自由にしがたっている

ということです。



現代に生きる私たちは、

身体は自由でも、心が不自由

なことをたくさん経験します。



対して鹿野さんは、

身体は不自由でも、心が自由

なのです。



鹿野さんという存在そのものが
自由を体現していらっしゃるからこそ、
皆さんにとって希望の星となったのでしょう。



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そんな鹿野さんの生き方は、
禅語でいいますと、まさに

明歴歴露堂堂
(めいれきれきろどうどう)



この禅語は、
歴歴と明らかで、
堂堂と露われている
という意味があります。



24時間介護が必要なのですから、
一時として一人になることはなく、
全部人に見られながら暮らしています。



それは、心の面も同じ。
少しも隠すことなく、
正直で堂々とした生き様でした。



私たちは、
自分のことを覆い隠してしまったり、
人に対しても奥底に何かが隠されていると
疑心暗鬼になってしまうことがあります。



けれど、それは本来の姿ではありません。



本来は、心は自由になりたがっていて、
隠すところなど微塵もないのです。



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この素敵な映画から、
私は上記のようなことを学びました。



また折をみて、映画のお話を
させていただければと思います。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。