こちらのお写真の、すばらしい観音様は、
青森県の観音寺にいらっしゃいます。
その観音寺へ、先日行ってまいりました。
禅のお仲間との「摂心」のためです。
摂心とは、
心に摂るという字のごとく、
心をととのえる・おさめる、という意味があります。
具体的には、
集中的に坐禅をすることを言っています。
ですから私たちも、
坐禅、坐禅、坐禅、坐禅・・・・
坐禅三昧の時間を過ごしました。
また、前田憲良老師からご講義をいただいたり、
老師との「独参」のお時間も頂戴しました。
※独参というのは、
師匠と1対1でお話させていただく機会のことです。
いろいろな感動体験があり、
ちょっと不思議な、説明のつかない現象も体験し、
本当に充実した時間でした。
そして、充実していたがゆえに、
うまく言葉にならない…ということになっております。
そうした文章力の無さには、
我ながら呆れてしまいます。
∞∞∞∞
ひとつだけ、「道環」のお話をさせていただきます。
わたくしメモで恐縮ですが、
道環とは、この図のようなことを指しています。
人は何かに「発心」して「修行」をし、
いつしか「菩提」つまりは悟りの境地に辿り着きます。
そして、再生の輪廻から脱する「涅槃」へと入ります。
この4つの働きが「まわる」というのが、道環の教えです。
人生というのは、環のように続いており、
すべてのことには、切れ目がない。
そう心得えて、常に精進していくことが大切で、
そうすればいずれ「空」を知れる。
そのようなお話でした。
私なりにすごくまとめて解釈しますと、
達成が終わりではなくて、
常に進化することが目的なのかと。
そのように解釈いたしました。
こうしたことを、
わかりやすくしてくださる前田憲良老師。
「ブツブツ言うな、仏でもあるまいに」
なんていうダジャレも織り交ぜて、
本当に素晴らしいお話を頂戴いたしました。
∞∞∞∞
先にも書きましたとおり、
体験したことのすべてを文字にすることは叶いませんが、
いただいたお食事のすべては写真に収めてまいりました。
沖縄生まれの奥様が作ってくださったお料理です。
どうぞ目で、目し上がれ。
ついつい食の話になってしまいましたが、
話を戻しまして…
今回の摂心は、
日常の喧騒から離れ、
自分を見つめる、大変よい機会となりました。
仲間ともより結束が深まり、
本当に本当にありがたいことです。
日々振り返りながら
大切に大切に精進してまいりたいと思います。